Vol.11最終回 - 15 Aug. 2000

どうも。
久しぶりの関西通信ですが、今回がどうしたことか最終回です。
そうなんです。8月21日をもって東京に帰ることになりました。
2年間の予定ということで、今年の初めに関西に赴任してきまし
たが、自分なりに想像していたとおり、早めの帰還となりました。
…でも、ここまで早いとは思いませんでした。
あと2ヶ月くらいはいられると思っていたのに…(無根拠)。
理由はあくまで仕事上の諸般の事情であり、決して個人的な
理由ではありません。

さて、そんな訳なので、今回でこの関西通信は最終回ですが、
今後もなにか新しいことを見つけて、形を変えてこのような身勝
手なメールを継続したいと思っています。(※1)

最後に総括をしておきましょう。
私にとって関西・大阪という場所は、やはり楽しい場所でした。
東京で生まれて、東京と神奈川で育った私にとって、実は曾て
仕事の都合で3ヶ月間神戸で過ごしたことがあったり、カミさん
の実家が関西であったにしても、やはり大阪は別格でした。パ
スポートのいらない外国みたいな感じでした。
東京で生まれて生きている人たちは、飛行機に乗って出かけ
ていく海外に対しては「海外=外国」という感覚がありますが、
パスポートを必要としない日本の地方は、たとえある程度の規
模の都市であっても、全て「田舎」のひとことで片付けてしまう
ところがあります。
ところが、「大阪」については東京に次ぐ日本第2の都市なので
「田舎」という感覚は持っていません。
だからこそ、同じ大都市なのになぜか感じてしまう差異について
「変だ!」のひとことで表そうとしがちです。
関西に住んでみて思ったことはそんな風に「変だ」のひとことで
片付けずに、東京もひとつの地方であり、大阪もひとつの地方
なのだと改めて実感したということですね。
東京以外の土地を「田舎」と言いきってしまう東京の「田舎さ」を
実感したということでしょうか。
ロンドンに9か月、ニューヨークでも5か月だけ住んだことのある
私ですが、東京がひとつの地方であることを改めて知らされた
8か月でした。

この経験、どこかで活かせることやら。
長い間、この身勝手な発信におつきあいいただきまして、誠に
ありがとうございました。

※1 今後は?
…というわけで「ノンキな通信」へと続くことに、相なりました。
続けてお読みいただければ、幸いです。



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