国史跡・三殿台遺跡(サントノダイイセキ)[横浜市磯子区岡村4-11-22 三殿台考古館] 
横浜市営地下鉄「蒔田駅」下車徒歩20分
開館時間:午前9時30分〜午後4時迄。
休館日:毎月第3水曜日(祝日の場合は翌日)12月28〜1月4日 
入館料:無料 
пF045−761−4571
三殿台遺跡は、東京湾に面し東西に連なる標高50mほどの丘陵上の一つで、約10,000m2の独立丘ともいえる小高い平坦な部分に位置しています。南側は根岸湾にそそぐ禅馬川の谷筋で、北側は大岡川の河口部へ連なる谷頭に接している。かつて、丘の周囲をとり囲む斜面には、広範囲に貝塚が点在しており、これらの貝塚群の存在は、明治40年代に、縄文時代後期(約3500年前)の貝塚として、「屏風ヶ浦村貝塚」の名称で紹介され、貴重な遺跡として研究者に注目されていた。この遺跡が縄文時代の貝塚群だけでなく、貝塚を形成した人々の集落が台地上に構築されていることが予測されることになった。すなわち、弥生時代中期・後期(約2300年前〜約1900年前)や、古墳時代(約1700年前〜約1300年前)の遺物が採集され、今まで気づかなかった縄文・弥生・古墳の三時代に亘る集落跡の存在推測され、従来にまして、この遺跡の重要性が立証されました。250戸を超える竪穴住居跡や、膨大な出土遺物によって、特に弥生時代の集落跡としては、極めて価値高いものであるという、学術的にも貴重な成果が得られました。