巡視船するが(PL110)乗船記
(別にボート釣りしてて気付いたら御子元あたりまで流されてて
オレンジの救命具付けて半ベソで乗ったわけではありません。)



下田の第68回黒船祭(2007/05)で第三管区海上保安部所属の巡視船「するが」(PL110)に
体験乗船する機会に恵まれた。浮いたり飛んだり走ったりするでかい鉄塊を
こよなく愛する私としては全く夢のような一日でありましたことよ。
 

折角だからいろいろ船員さんに質問してみた。質問というより説明してくれたことに対して
聞くばっかりになってしまった。質問を考えていけば良かったと後から後悔している。

こんなん聞きましたよ
(メモをとらなかったので正確性は75%くらい)

するがは旧式なのであと3年ほどで退役する
通信室というのも新型船艇では存在しない
(通信機能・設備が艦橋に集約するため)
通信室のお兄さん・談

不審船の問題があり日本海方面に最新鋭船艇が配備されている
(強力な火力や速力を持った船は太平洋側には少ない)
船橋のおじさん・談

海図は一万円ほどし、何度も鉛筆で書いて消しゴムで消せる
岩礁や水深などが子細に書き込まれている
海図室のおじさん・談

レーダーで不審船舶やら遭難船舶やらを捕らえる
隆起物は黒い画面上に緑に反応する
機関砲の有効射程はだいたい4キロ。
当然目標が近ければ近いほど精度はぐっと上がる
船橋のおじさん・談



船内はこんな感じでしたよ

・艦橋に備えてあった双眼鏡はニコン

・手すりが木製なのが愛らしい。

・作りは中距離フェリーを思わせ、他の船と比べとくべつ快速だったりはしなそうだ。

・とはいえ黒光りする機関砲の威圧感はすさまじい。



何に使うのかメカ・メカの写真





ある意味珍しい写真
生活臭もぬけめなく失敬。




あと、乗組員のみなさんがとても感じが良くて興味深い船内探索を
より楽しいものにしてくれたことをここでお礼申し上げます。
(僭越ながら)大変な仕事でしょうが、がんばって下さい。

また私も釣り師としてご迷惑かけることのないようにしなければ。
ちなみにみなさん、あったら困るけど、なければそれに越したことはないけれど・・・
海のもしもは118番



若き士官を発掘するうみまる二等海上保安正
「船長!この子ピクルス王子より僕のほうが好きだそうです!長官にしましょう!」
(※会話は捏造です)


また、ちょっと悲しいお知らせ。

しれとこ型大型巡視船「PL110するが」は2010年2月5日、退役になりました。
PL110 ”するが”、お疲れ様、ありがとう!!



後任のPM13かのさんも下田入りしました。

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