覚えておきたい用語集

いや、別に覚える必要もないし、これを見たからといってパンクが
より面白くなるという訳でも無いのですが、この漫画に使われる
魅力的な専門用語・名言を集めてみました。


ムチャー
この漫画でのうさぎ(パンク)の鳴き声。この漫画では、最低一ページに一回は
この「ムチャー」が使われる。それ自体に特別な意味は持っていないが、
驚いた時は「ムギャー」だったり、反省した時は「ムシェー」だったり、
感動詞としての役割を持っている。

ボニーちゃんのくされパンツ
ボニーちゃんのはきふるしたパンツの事。パパのくつしたと同じく、
強力な攻撃力を秘めた武器にもなり、悪魔を撃退した事もある。

同期
学年などが同じこと。このまんがでは、仲がよいという意味で使っています。
(解説は本誌より引用)

まあこんな風にギャグをいいながらマンガは進んでいくわけやね。
マークが、パンクとボニーちゃんの漫才にあきれて言った言葉。
その後マークはパンクとボニーちゃんによって殴打され失神し、
話はマークを除いて進行していった。

にんじんカレー
にんじんでだいだい色になるようなにんじんカレーを食べるのがパンクの夢。

コッコローチ・キンチャール・ゴキブリホイのホイ
この漫画に出てくる殺虫剤の名前。害虫の出てくる事の多いこの漫画では
殺虫剤が多く出てくるのも必然か?

CM
この漫画ではコマが余ると、ここぞとばかりに単行本のCMが入る。

N市
パンク達の住む町。長野市?野田市?寝屋川市?

チャ〜モ
パンクの悪友のハムスター、チャ〜モの鳴き声。パンクの「ムチャー」と同じ。

いいかげんにしなさい
「冬はやっぱり・・・それはおでん!ムチャー、今年は豊作だァ。それはすいでん!」
といったような掛け合い漫才のオチ。それら自体は大した破壊力を持たないので
次のギャグへのつなぎとして、コンボで使われる。

ギャグマンガは4ページの格闘技だ!
パンクとマークと女子プロレスごっこをしていたボニーちゃんの言葉。
ノリとセンスとスピードと破壊力が命のギャグ漫画、この言葉は、
全く的を射ている名言といえよう。

アホや〜! アホの家族や〜!
ボニーちゃん一家が、アホな話題で盛り上がりすぎたときの反省に使う台詞。

たたりじゃ〜!○○のたたりじゃ〜!
何かでひどい目にあったときに使われる。たとえば、パンツの重ねばきで血行不良
になったときは「たたりじゃ〜!パンツのたたりじゃ〜!」など。


巻 末 漫 画 の 紹 介

KISSでマンモ
巻末の漫画の題名。ゾー(ゾウではないのは作者のこだわり?)のマンモと
パオラの半同棲(?)時代のお話。理想を捨てられないマンモと、現実的な
パオラとのやりとりは、たちいりハルコ作品の中で最もクールなリアリティを
感じる。色々あった二人だが結局最後はめでたく結婚する。

ミルキー・ベア
魔女を母に持つふつうの女の子ミオが、魔女のお母さんの奇行(爬虫類を食べる等)
に嫌気がさし、家出をする。しかし森に迷いこみ、ミルキー・ムーンの森に
辿り着く。そこでクマのミルキーや森の住人に出会い、ミルキーの家で暮らすこと
になる。この漫画について特筆すべきは、ちゃきちゃきした話運びと強烈などつきが
身上のたちいりハルコ作品の中にあって、どつきがかなり少ないこと。
ミオとミルキー・森の住人達との毎日が、柔らかくほのぼのとした感じで
描かれている。最初は多少突っ張っていた感もあったミオも、しばらくすると
ミルキーの家の家事の多くをこなしたり、ご馳走を作って森の住人達を
パーティーに招待するあたりたちいりハルコ作品一の清純派主人公かもしれない。
ちなみに巻末漫画では一番掲載数が多い。

やんちゃかポ!
野良犬のポッ君が偶然通りかかった女の子マネちゃんに因縁付けたり哀願したり
隠し芸を披露したり呆れられたりしながら、結局はマネちゃんの家に住み着く
ことになるという、紋切り型(??)の導入部分で始まる。マネちゃんのボーイ
フレンドドル君、ポッ君が恋心を抱く犬のアンジェラ、ポッ君を強烈に好いている
ワニのスワニーという5人の毎日の物語。ドル君のどつかれ具合は必見。また
スワニーの「ライバル・・・消す・・・食う!」は名言。

ペロリンタン
ウサギ様のふわふわ舌長動物のペロリンタンとその奥さんアンヌ・マリーの
新婚生活のお話。些細なミスからペロリンタンが第一話からアンヌ・マリーに
ボコボコにされるあたり、さすがたちいりハルコ作品と感じずにいられない。
とはいえ、物語は二人の生活を描いた非常にくすぐったいのどかなものである。
表紙を合わせてたった9ページと、話自体が少なかったのが悔やまれる。

あまチャマ
煩悩に溢れる俗世を煩わしく感じ出家した女子高生あまこと、あまこの出家先の
尼寺の庵主様のスチャラカ禅問答ギャグ。あまこはいつまで経っても煩悩が
断ち切れず朝のお勤め中に「朝まで生テレビ!」を見てしまったり、いつもは
あまこを諭す立場の庵主様は実はロックファンで、それが発覚してしまったときは
「簡単に断ち切れぬから煩悩というのです」との言い訳のあとに、自分の部屋の
コンポや42インチテレビ、ボンジョビポスターをばらしてしまったり、湿っぽく
なく明るく楽しく聖職者の毎日の苦労を描いている。


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