よいこのめんえきがく
〜エンターテインメントバージョン〜
これはただの娯楽ではない!事実だ!
(脾臓・38)
心はオタクでニートでも、体は別なんだねえ。
(無職・21)
不真面目に生きていたことを悔いて、涙が出た。
(フリーター・26)
(予告編1・正統戦争映画篇)
キラーT細胞の105nmグランザイム砲が轟く!
B細胞の多連装抗体ロケットランチャーが炎を吐く!
友軍対地爆撃機がストレプトマイシンナパーム弾を絨毯投下!
バカ笑いと共に対細胞サブマシンガンを乱れ撃つ
インフルエンザウイルスに蹂躙されてゆく体内・・・
敵の隊長は士官学校で同窓だった親友・・・
ヘルパーT細胞は苦悩しながらも、かつての友を倒すため
自ら重戦車TKT-1キラーに乗り込む・・・
銃弾飛び交う中、武器も持たず町の復興活動に全てを賭ける血小板達。
「ただ死ぬんじゃねえ。俺の屍の上が町になるんだ。」
倒しても倒しても蘇る黒い悪魔、ガン細胞。
NK細胞は愛銃にパーフォリンダムダム弾を装填し、
奴の眉間をめがけ、引き金を・・・
いま、貴方の体内で息詰まる攻防が始まる!!
(予告編2・医療ヒューマンドラマ篇)
「斎南癒子くん、大変言いにくいんだが・・・
君のその病気は・・・おそらく治ることはないだろう。
そして、君に残された命は・・・おそらく保って今年の3月までだ・・・」
「山居先生・・・私、分かってたんです・・・。でも・・・
日比天公園の桜・・・見てから死にた・・・か・・・く・・・うぅっ・・・」
バタン!
「なっ、なんだ君!勝手に入られ・・・
・・・あ、あなたは!医神の御手と呼ばれた、く、黒野外科医!?」
「そのクランケ、私に診せてもらおう。」
「あ、あなたは・・・?私の病気を治してくれるの・・・?」
「病気を治すのは私ではない。君だ。」
「病気は病室で起きてるんじゃない!体内で起こってるんだ!」
手術室からがらりとアングルを変え、ステージは体内へ!
医療ドラマの新境地を開拓した意欲作!!
(予告編3・パロディ野郎篇)
脾臓で鳴らした俺達特攻部隊は、試験を課せられふるいに掛けられた。
リンパ節を脱出し、血中にもぐった。
しかし、胸腺でくすぶっているような俺達じゃあない。
血さえ通えば無条件でなんでもやってのける命知らず、
不健康を健康にし巨大な病を粉砕する、俺達、免疫野郎Tチーム!
私はリーダー、ヘルパーT細胞。通称司令官。敵兵分析と激励の名人。
私のような天才策略家でなければ百戦錬磨のつわものどものリーダーは務まらん。
俺はB細胞。通称プラズマ。自慢の抗体に、病原体はみんなイチコロさ。
IgGからIgAまで、何でもそろえてみせるぜ。
私は、NK細胞、通称ナチュラルキラー。
チームの一匹狼。
遊撃活動は、パーフォリンとグランザイムで、お手のもの!
キラーT細胞。通称殺し屋。アポトーシス誘導の天才だ。
ガン細胞でもブン殴ってみせらぁ。でもレトロウイルスだけはかんべんな。
よぉ!お待ちどう。俺様こそマクロファージ。通称スイーパー。
食菌細胞としての腕は天下一品!先兵?大食い?だから何。
俺達は道理の通らぬ病原体に敢えて挑戦する、頼りになる
神出鬼没の免疫野郎Tチーム!!助けを借りたい時はいつでも言ってくれ。
近日堂々上映予定!!なし!!!
どうどうどう。
ま、ともあれ、免疫力強化には笑うのがいいと言われています。
これからもその日暮らしリターンをよろしくね。
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