北海道・奇跡の浮島が育んだ独自の広報戦略文化(小ネタ)
発掘せよ!道内法人のヘンな若者向け企画


昨今、官公庁・法人が広報にアニメやら漫画やらを使う事も珍しくなくなってきましたね。
とはいっても、あんまり砕けたモノでも困るし、インパクトがなさ過ぎても意味がない。
万人に認知してもらえるように「安心して見られて」かつ「独創的な」マスコット作りに
どこも力を入れているなあと感心します。中央官庁はさすがに秀作揃いですよね。

そんななか、「商圏はどこへやら」「ぶっとびすぎ」「やりたい放題」「魂入れすぎ」と
独自に擦文文化を確立発展させてしまった北海道マスコットをある日、
幸か不幸かパンフの山の石炭層から発掘してしまったのであります。
かーなーり情報が古いですが、お楽しみいただければこれ至上の幸いにございます。
こんなのは常識、何を今更?なネタもありますがそこはご勘弁。
だって、「最近北海道行けなくてネタが無いんだよーーーっ!」(よーーっ よーーっ よーーっ・・・



萌え云々よりユーザビリティを・・・
「萌えっ子フリーきっぷ」and 「広報紙ほっかいどう」

まずはジャブ。
「広報紙ほっかいどう」7月号(H21.7 北海道庁)より引用

官庁刊行物に臆面もなく「萌えキャラ」という単語を使う道庁の
フロンティアスピリットにも頭が下がりますが、沿岸バスの
増毛−豊富間のみ乗り放題、留萌市内は別料金というシビアな路線設定も
いずい萌え要素なんでしょう。
でもこの使い勝手じゃあ、もんぺの似合う元萌えっ子くらいにしかニーズが無いのではないか・・・?
「旭川以北はよっぽど目的意識がなければ行かない(行けない)」という大勢の
内地旅行者の取り込みへの渇望を感じますが、やっぱりいずい
あの近辺で遊ぶなら、飲食も宿泊も留萌市内で探さざるを得ないわけであり、
留萌全域カバーを切望します。それでこその「萌えっ子」でしょう。
いちおう留萌支庁だから・・・ってのは苦しいですぞ。
しかしながら沿岸バスが不萌地帯に萌えの先鞭を付けた事は
なかなか興味深いことかもと今後の動向奇行要注目地域。
こうなったら「最北の秋葉原」として暴走しまくって欲しい。
萌えっ子をもっと見たいお兄ちゃんはこっちだよっ☆



オオバナノエンレイソウ群生地にラフレシア一輪
「ホラえもん」

さて、百均あり山田あり西條あり駐屯地あり。そんな名寄の
地域密着無料情報誌「なよろぴあ」15号(H17.8 なよろぴあ編集社)より引用。

またか、道北。いや、こういうの大好きだけどさ。
なよろぴあの誌面自体は広告すらあたたかみ感じるとてもできのよいミニコミ誌
(ちなみに紙質もいい)だが、地域密着型でありながら「くんな」の精神。



人呼ぶのは二の次、創りたいモノを創った。文句あっか
「イカール星人」

ハコダテ宇宙人襲来→ハコダテ復興→ハコダテ宇宙人襲来→ハコダテ復興→ハコダテ宇宙人・・・
たとえどんなに驚くべき事態でも、恒常的に続けばありふれた日常になるんですね。
・・・というわけで、今日も棒二森屋は平常通り営業しております。

http://www.ika-r.com/(イカール星人公式動画 シンプルウェイ)より引用。

あーあ。やっちまった。函館市。イカール星人よりも市民税納税者の暴動を警戒した方が。
・・・まあ、なんというか、イカ漁船と漁港潰せば解決するところを、あえて
ボーニや金森倉庫や市役所ぶっ壊すところにイカール星人の歪んだ復讐心が見て取れます。



HAZAMA先生の漫画が読めるのはPacoだけ?
「PARTNER Vol.1」

ビジネスホテル「Paco」の「いかにこのホテルは火災予防と消防設備が優れているか」
を謳う漫画がいろいろすごかったので紹介します。「PARTNER Vol.1」
(H16.7.28初版 ホテル「パコ」グループ)より引用。


サービスシーン。


カラー、そして54ページ。ちょっとした読み切り並。そしてまだつづく


俺も、感動しました!!!(いろんな意味で)

さて、この漫画なんですが、じつに60ページうち13ページカラーというカネが取れるような
ボリューム。内容もホテルのことのみにとどまらず旭川近隣の観光スポットとギャグ、昔の片思い、
さらにはお涙ちょうだいまで盛り込んでいて、もう客泊めるんだか漫画読ませるんだか
というような力の入れっぷり。でもそんなパコが好きだ。
HAZAMA先生の次回作にご期待ください!



さすが試される大地北海道。どれだけ内地の人間を試したら気が済むんだ。


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