昨今の釣りを取り巻く環境は劇的に変化しています。
新たな釣りもの開拓、新素材を用いた先進的な道具、釣技の進化。
これらに付いていくために、我々釣り人の道具箱の中身も変容しました。
「大型を」「数多く」「簡単に」釣るにはよい道具は不可欠でしょう。
しかし果たしてそこに「小鮒釣りしかの川」の憧憬、小遣い銭で買った
安物の道具を傍らに水辺に急ぐあのころの高揚感はあるでしょうか。
まー、そんなわけで、当企画では、「初めて持ったタックルボックス」をテーマに、
捨てずにとっていたチョイ懐かし系釣り道具を紹介していきます。
イベント情報
THE・MEIJINの互いの会社罵倒トークショー(イヤダ精工/シヌノ)
ビーストマスターVSメガツイン電動リールつなひき対決(イヤダ精工/シヌノ)
イカ角・スッテつかみどり大会(アンマリヤ/ヤメマシタ)
ゴンズイをつかんでみよう!/りがんりゅうにのまれてみよう!(海上不安庁)
パーフェクトつりきょおしつ(マルキユウ/西方産業)
出張外道楽・サバフグロシアンルーレット(徊幽出版)
陸釣り対象女別仕掛け作り講座(まるふぢ/ちちめ針)
根掛かりウキ・ロストルアーフリマ(攣研/ヌミス)
お魚グルメパーク・京浜運河のフッコとボラの合わせ盛りサービス(実行会)
糸付き針ブース
がまかつ旧パッケージ糸付き針と、はりや彦兵衛(現在消息不明)の東京袖。
まだジャブですよ、ジャブ、ジャブ、フック、じゃぶじゃぶビート。
鈴ブース
鯉やカレイなんか釣るときは昔みんなつけてましたよね。
もたれるようなあたりの時はあんまり役に立たないし、鈴に糸がひっからまって
ライントラブルの元になるという。それでもつけるんだ、漫画とか読んで待てるから。
毛針ブース
メーカー不明、針の色もハリスの色も号数もまちまち、三角浮きは木製という
手作り感あふれる逸品。それでも釣れたんだよ、ハヤが、ヤマベが、たまにアユが。
フォーミュラーブース
バークレーのフォーミュラー。ルアーブームの走りの頃に買ったものだから、
成分はどうなってるか不明。集魚効果はともかく忌避効果は抜群と思われる。
山崎だったら二十年ものなんだがなあ。
仕掛ブース
ふるーい仕掛。イシモチアイナメ仕掛はわかるとしても、ギャング針は何で買ったのか。
きっとどんな手段を使ってでも釣りたい年頃だったんだろうね。
リールブース
小学校時代の恩師から受け継いだリョービCX-2。今では退役しているけど
即戦線復帰できそうなタフな奴。ギア比が3.4/1回転というのも使いようによっては
おもしろいかも。今ではシマノもダイワもフラグシップモデルでさえコウバは
インドネシアや台湾なのに、こいつは生粋のやまとおのこ・メイドインジャパン
ラインブース
左から東レ「飛鱗」、「将鱗」、そしてオリムピックのリール糸。
今では糸の銘柄も少なくなって、ウィングレーとかとかシーガーフォースとか
グンターとかもうないんだろうなあ。
小物ブース1
旧パケのぎょぎょライトと今はなき下田ばけ本舗の夜光玉。
J州屋で昔投げ売りしていた下田ばけと下田漁具の関係が知りたい今日この頃。
追加情報・下田市内での聞き込みの結果、下田ばけ本舗は韓国へ行ったとの事。
この情報を有益だと思う人が全国、いや全釣り師にどのくらい居るのだろうか。
バラ針ブース
ここがたぶんこのページの真骨頂。がま、オーナーの旧、旧々パケ。
針形も「三浦せいご」とか「小磯」とか「コンニャク」とかチェーン店で
見かけない絶版のたぐいをチョイス。ここだけの話、三浦せいごはカワハギに
すこぶる強いんだけどなあ。でももうあんまり手に入る気がしないから
もったいなくて使えないのでD社のパワーフック、スピードあたりで我慢。
おまけのブース
またまた出ました下田ばけ。ハゲ皮、ナマズ皮、シャミ皮(ネコ!!!)とか
バケ針用の魚皮は数々あれどイサキにはまとう鯛皮が一番いいそうな。とはいえ
会社もなくなっちゃったし、これは釣具遺産として温存。隣のはさみの出来損ない
みたいなのはイソメつかみ。手で装餌する事になれてる人にはかえって鬱陶しいという
Y社のはずしっこ的存在。イソメさわれない人にはいいかも。でも辛抱たまらん位
イソメ嫌いな人はこれを使って青息吐息でイソメつけるよりは、「ガルプ!」の人工イソメ
買ってしまった方が正解。
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