目が覚めたら
雨が降っていたから
街を歩く事にした

雨が降れば
汚れてる汚いこの街が綺麗になる
顕れてくる
雨が好き

雨が存在する街は静か
雨音しか聞こえない
ざわめきは遥か彼方に追いやられて
あるのは
静寂だけ

雨に溶けていく私の脚
雨に溶けていく私の髪
雨に溶けていく私の精神
「大好き」だった貴方を
雨が降ると思い出すけれど
貴方に会えない事も
雨が降ると思い出す
「大好き」

そう素直に言えたのはいつの頃だったんだろう
そして私は何時からか
このごみと同じ位の存在価値

ごみは私?
それとも貴方?
雨が降ると思い出す
貴方が大好きだった頃の自分と
ごみと同じの存在価値

自分を捜して雨の中彷徨う
永遠に見つかるはずはないけれど
雨さえ降っていれば
見つかるような気がするから
雨の中歩く
だって進むしか出来ない事
知っているから
煩悩的戯言