昔、ずっと昔、まだみんながいた頃
私には夢がありました
「ずっとみんな一緒」
そう思ってました
わたしは愛されていると思っていました
みんなはずっと自分のそばにいると思っていました
だからわたしは
笑うことのできる子供でした
その時のわたしにとって愛されているという事は
わたしの存在理由でした
時間が過ぎていって
ばらばらになりました
死んじゃった人もいたし
さよならをした人もいたし
わたしがおとなになったことに気が付くと
わたしの目の前から姿を消す人もいました
わたしは
棲んでいた家をはなれて
男の人と一緒に暮らすようになりました
そうして
また
同じ過ちを犯そうとするのです
「ずっと一緒」
その夢が重荷になる事も気付かずに
愚かな過ちを犯すのです
煩悩的戯言