10/19/09 倉敷市芸文館
『クレイジーケンバンド全国ツアー "ガール!ガール!ガール!009"』
01. VIVA女性
02. あるレーサーの死
03. 夕食
04. 昼顔
05. てんやわんやですよ
06. うっかり八時の半太郎
07. お引っ越し
08. 熱波
09. ギラギラ
10. JBメドレー -> 小東京
11. マリンタワー・ゴーゴー -> ブルー・ライト・ヨコハマ -> レッドライト・ヨコハマ
12. DUET
13. 中古車
14. Shock! Hawaiian SHOCK!
15. ハワイの夜
16. まっぴらロック(リクエスト) -> ゲバゲバ90秒+100万円コール
17. 男の滑走路(リクエスト)
18. Gimme a Goldfish -> 魚 -> イカ釣り船
19. eye catch /泣いていた女の子
20. SOUL通信
21. 僕らの未来は遠い過去
22. たすけて
23. スージー・ウォンの世界
24. 空っぽの街角 -> Punch! Punch! Punch!
〜アンコール〜
25. 発光!深夜族
26. ダンス天国 -> GT
〜アンコール〜
27. ズンドコメドレー(ドリフのズンドコ節 -> 黒いオートバイ -> タイガー&ドラゴン
-> 葉山ツイスト -> 香港グランプリ -> シンヤマンのテーマ)
28. 俺の夢
29. ガールフレンド
(Thanks to チャップさま)
▼おなじみマイティ・クラウンのクレイジーケンバンドIntroduce(SE)に乗り、緞帳が上がる。
BANDのLIVEで幕が開くところから見るというのは、非常に貴重な体験。
ノッサンのタクト振りから、テツニさんの
「クレイジーケンバンドショウ ガール!ガール!ガール!009(ゼロ・ゼロ・キュー)」
の掛け声とともに「VIVA女性」。
ステージ下手から剣さん、愛子ちゃん登場。1曲目から総立ちの大盛り上がり。
廣石さんのブラッシュ・ワークが正確なリズムを刻み、曲が一層引き締まります。
剣さん、バンマス廣石K-1さん、小野瀬さん、信也さん、わかばさん、高橋ヨンサマが、
Yellowish Greenの上着、同色のタイ。
ジャッカル中西さん、新宮ガーチャンさん、スモ−キー・テツニさん、澤野さん、
伊達さんがLight Blueの上着、同色のタイ。
そして全員ブラックシャツに同色のトラウザース。
菅原愛子ちゃんは、Light Brown&Navy Blueのチェック模様スーツ.
にベージュのタンクトップ。
Simpleな光の帯が煌く舞台に、全員が色彩艶やかな映える出で立ちです。
眩しく、光輝いているイイネポーズのイルミネーションは、
オープニング曲以降アンコールまでお預け。
「あるレーサーの死」。
「‥‥今の 今の 俺さ」のときの、足をクロスさせ手刀を振り切るような剣さんの仕草。
ウ〜ン!シビレル!
そして「マリンタワー・ゴー・ゴー」と並ぶMr.Bassman洞口信也さんの希少なピック弾き曲。
「よっ!よくぞこのような曲を作っていただきました」と男性諸氏から掛け声が入りそうな「夕食」。
4ビートに乗って男心が揺れる!揺れる!
「奥さ〜ん 奥さ〜ん ノッサ〜ン」。剣さんの囁きで間奏に入る「昼顔」。
「自転車に乗って‥‥」でエア自転車をこぐテツニさん。
今LIVEでお名前を呼ばれた方は3人。
1人めは、目立つようにしっかりボードに名前を書いて掲げた方。
2人めは若干ご年配(失礼!)の方。客席からステージ前まで来てお名前を告げる。
「○○○のためなら〜♪」と歌ったんですが、「あら!さっさと行っちゃった」(笑)と剣さん。
3人めは珍しく男性コール。「ダンナ、ご主人だった人」の呼びかけにお一人反応。
「イイネエ、今、独身?募集中?」と剣さん。
ジャッカル中西さんのAltSax Featureから「てんやわんやですよ」へ。
「SOUL TOUR 009」から引き続きのSetlistですが、この繋がりがメチャメチャ格好いい!
「WAKABA(ダブル・エー・ケー・エー・ビー・エー)」河合わかばさんのTrombone Feature。
まだこの時点でヘア・スタイルはヨコワケではありません(笑)
(メンバー紹介のときは、しっかりヨコワケ)。
LIVE当日、美観地区を、ほぼジョギング状態の早足で歩いている姿をみかけました。
もしかしたら岡山辺りから歩いて来られたのか?と勝手に想像。
ミュージシャンは感性はもちろんのこと、体力も重要なファクターなんだと再認識しました。
剣さんMC「またまた倉敷にやってきました、呼んでいただきありがとうございます。
ツアーも序盤から中盤に差し掛かって、練れて来ていい感じです。地方でやるLIVE。
意外と思わぬ展開になって楽しみなんですよ。
美観地区で天ざる食べました。違うねやっぱり。こしがあるね」。
レコード会社が変わったことも話し、その流れで「お引っ越し」。
河合わかばさんとジャッカル中西さんのダブルFlute。
Tromboneのときと違って、わかばさんが半身になって吹く姿はLIVEならでは。
澤野さんのFlugelhornの響きも心地よいです。
「熱波」。2番の歌詞は「森戸のデニーズ♪‥‥」でした。
「ギラギラ」。「透明高速」でも歌われているあの道。
明るい楽曲なのに、なぜか切なさが先に立ってしまって‥‥
「小東京」。「(自分で作った曲ですが)変な歌」と剣さん(笑)
ロスの「リトル・トウキョウ」に行ったとき、
お腹が痛くてトイレに行きたいんだけど仕事の流れもあるし、
なかなか言い出せなくて、あぶら汗流しながら思いついた曲。
そんな状態のときにもただでは起きない剣さん。すごい!やっぱり。
で、トイレにやっとたどりついた後‥‥の話は活字にはちょっとできません(汗・汗)。
えー〜現物がそのう〜あった?!アイヤイヤイヤイ(焦)
詳しくは倉敷LIVEに行かれた方にお聞きください(笑)
廣石K-1さんがスネアを違えて叩く「マリンタワー・ゴー・ゴー」。
記憶の彼方のグループ・サウンズブームが甦って来るような‥‥
まさに<ブルーライトなあの曲>の「ブルーライト・ヨコハマ」。
「‥‥あなたから〜」のところ。いしだあゆみさんが歌うと「‥‥あなたか〜あ〜」
と聞こえて、これが何とも言えず‥‥当時、中学生。思春期真っ盛りの少年の心は
微妙に疼きました(笑汗)
こういったSetlistを構成する剣さんのセンスに脱帽。
「ガーチャン!ガーチャン!」。ステージに設えた回り階段のテッペンにスポットライト。
「アッ!ア〜ン!アッ!ア〜ン!」が一際目立った「レッド・ライト・ヨコハマ」。
「DUET」の後「まだまだ先は長いですからお座りください。どうぞごご歓談を」と、
決して平均年齢は低くない(要するに高い!)ファンを気遣う剣さん(笑)
テツニさんと暫しの掛け合い漫談へ。
(剣さんが時々発する)「イコオ!」という掛け声。
テツニさんは、その昔ドラムを叩いていて、当時のバンドリーダーの口癖だそうです。
この方がすごい方で、「ジョニービーグッド」が「ジョニービーグッズ」になったとか‥‥
そのほかの面白い逸話もMCであったんですが、剣さんが「(テツニさんの立場を慮り)
ブログそのほかで書かないでね」とおっしゃっておりましたので、この辺で(笑)
都内某所のスタジオで練習していると、よく当時の某有名バンドと鉢合わせしたのも
懐かしい思い出とのこと。
でも、古いものや事柄をただ懐かしがるだけでなく、今様にEffectかけながら
現在(いま)の時間を大切に‥‥で「中古車」。
「Shock!Hawaiian SHOCK」。新宮さんのMPCが冴えます。
過ぎ去った夏。ココナッツ・バニラの残り香。
小野瀬雅生ショウは、いつもエネルギッシュ!
「金魚エー金魚〜」がハード・ロック世界を醸し出してしまう「Gimme a Goldfish」。
「SOUL通信」 → 「僕らの未来は遠い過去」なんですがぁ〜(笑)
間に「SOULFUL STRUT」を挟み込み、ヨンサマTIMEが実現。
歌入りの「Am I the Same Girl」にしないところに、これまた剣さんの心憎い演出を
感じ取ります。LIVEはだから病みつき!CKB中毒!
高橋利光さんのElectricPiano Featureは、もう泣きの涙なんてもんじゃない。
剣さん「ロ〜ハ〜(無料)」スムーズに声が出てたご様子で何より(ホッ)。
「たすけて」は「た・す・け・て(たドットすドット‥)」ではないほう?(笑)
これは絶対ホールで聴きたい楽曲「スージー・ウオンの世界」。
廣石さんのドラム・ソロをバックに「湾仔 中環‥‥」と剣さんが入り込むところ。
もうタマンナイッス!(汗)
澤野さんのMuteTrumpetは、ジャズ・クラブというかナイト・クラブというか‥‥
どういうわけかタバコの紫煙たゆたう雰囲気を漂わせます。
「空っぽの街角」Punch!Punch!Punch!
本牧通りから山手の丘方向へ入り、元街小学校側から代官坂トンネルを抜けると
「ABCからZまで」の「クリフサイド」。
車がすれ違えず、片側通行信号待ちを常とする代官坂トンネル辺りは、
麦田のトンネルに負けず劣らず「空っぽの街角」です。
アンコール1
「ジーティー!ジーティー!」の「GT」。
振りをみんなでやって、剣さん回転盤へ。1回めのアンコール終了。
アンコール2
「きょうはきっちり9時半まで(LIVEは3時間)に終わらせなきゃ!
駐車場が10時に閉まっちゃって、お客さんが帰れなくなっちゃうから」と剣さん。
それで開始時刻が6時半だったのかと納得。
「カセイホ‥‥カセイホ‥‥」の「シンヤマンのテーマ」。真偽のほどは?(笑)
剣 さんが命をかけて作った「俺の夢」。
英題は「megalomaniac」。前曲のズンドコメドレーを引っ張りながら、
いい意味での誇大妄想が突っ走る。
最後の最後。ここで来るか!ヤラレタ!ヤラレッパナシ!で「ガールフレンド」。
王道ラヴ・ソングかと思いきや「懲りないぜ まだな‥‥あいやいやいやいやい‥‥」
と、わずかな崩し具合がCKB仕様のようで♪
メンバー全員で手を繋ぎ、大団円。
ホール・ツアー、好きです。
Simpleでありながらも、ライティングの妙で際立つ舞台装置はホールだからこそ。
舞台監督、八木沢さんに多謝。
LIVEでもCDのようなクリアなSoundを目指し、実際に実現しているアーティスト。
これはすごいことだと思います。
一方で、剣さん言うところの「音のザラツキ感」。
CKBのLIVEはそれが如実に伝わって来ます。音の「ハケ」というか「弾け方」。
「抜け」というか「響き方」。
フロントマンである剣さんのヴォーカル。コーラスと楽器のバッキング。
これらが表裏一体となって、身体の中に入り込んで来ます。
「心揺るがす音」に浸り込んだ3時間でした。
(Thanks to ブンブンさま)