FAQ
自分の体に対して免疫が起こる自己免疫性疾患の一つ。関節の中の滑膜(かつまく)に対してアレルギーを起こし、骨を壊す物質が放出されて変形を起こします。
40代を中心に女性に発症することが多いと言われていますが、高齢化社会になって高齢発症も増えています。また男性の発症も少なくありません。
不明です。遺伝子の中に病気が始まる部分があって、物理的または精神的ストレスが引き金となって表面化すると考えられています。いわゆる遺伝病ではありません。
初期には関節の腫れと痛みです。ちいさな手指の関節から始まることが多く、どこか一か所のことも一度に複数の関節で始まることもあります。また足の指の関節や、膝などの大きな関節から始まることもあります。
朝の手のこわばりで心配される方がたくさんいます。ただし、使い過ぎでも老化でもこわばりは起きるので、必ずしもリウマチに特徴的なものではありません。
関節の痛みも心配ですが、大事なのは腫れているかどうかです。浮腫みとは違い、関節の場所だけが膨らみます。時に赤くなったり、熱感を持つことがあります。
老化による手指の痛みは、へバーデン結節が有名です。指の一番端の関節が、ごつごつとした変形を起こします。リウマチは端の関節に起こることは極めて稀です。
指の腱鞘炎は付け根の関節の手の平側に痛みがあります。動かした時、指がひっかかるとばね指と呼びます。リウマチでは状態が悪くなると腱鞘炎症状を出すことがあります。
病気が始まって数か月くらいまでに、外見的に診断しやすい状態になりますが、その頃から少しずつ関節面の骨が崩れ出し、数年以内に四肢・手指・足趾の変形がはっきりします。
特徴的な腫れた関節があるか、触ってみて痛みのある関節があるかどうかを調べ、場合によってはレントゲン写真で骨の変化を確認します。一番重要なのは血液検査で、炎症の有無、リウマチ関連項目のチェックをします。
残念ながら治りません。ただし薬が進歩して、ほとんど治癒したみたいな「寛解(かんかい)」になることが多くなりました。寛解になっても、治療を完全に中断するとほとんどの方は病気が再燃してしまいます。
薬による治療が基本です。21世紀になってメソトレキセート(MTX)が使われるようになって、病気のコントロールができるようになりました。MTXはゆっくり効いてくる薬なので、3か月程度で効果を判定し必要なら次のステップを考えます。
MTXの効果が期待できない場合は、生物学的製剤と呼ばれる注射の薬があります。内服より早くに強力な効果が期待できますが、薬代が月に数万円必要になります。
注射で使う生物学的製剤を内服にしてもっと広範に効果がでるようにしたJAK製剤と呼ばれる内服薬があります。
変形が進んでしまった場合は、人工関節などを使った機能再建手術が行われますが、薬の進歩によって手術が必要になることはかなり少なくなりました。
いずれの薬も使い方を間違えると重大な副作用が起こる場合があります。肝機能・腎機能障害、感染症などに注意が必要で、定期的な検査を続けることが重要です。
ステロイド薬は劇的に症状を改善することが期待できますが、使い続けると重篤な副作用が必発です。今は他の専用の良い薬があるので、特別な場合でしか使いません。
基本的には普通に生活できるように、治療を行います。ただし、関節への過度な負担は避けて、今までより休息を多くとるようにしてください。
特に制限はありませんが、体重が増えると関節への負担が増えるので注意してください。葉酸はメソトレキセートを中和してしまうので、控えてください。
筋力を維持することは関節を守るためにも重要です。ただし、痛みが運動後も残る場合は頑張り過ぎですので、少しペースを落としましょう。
可能です。ただしメソトレキセート服用中は避妊が必要です。妊娠を希望する場合は、生物学的製剤などを計画的に使用します。また痛みが強い時は、一時的にステロイド薬を使うことがあります。
使う薬の性質上、感染症には注意が必要ですが、リウマチだからと言ってなりやすいわけではありません。通常の手洗いや、マスクなどの注意はおすすめします。
リウマチは基本的に入院しての治療はありませんので、まずはリウマチ科を標榜している内科か整形外科のクリニックを受診することをおすすめします。
Offline Website Builder