一番最初に買ったレコード・・・というか今ならCDですが、覚えています? 自分の場合は、実はMonkeesの「モンキースのテーマ」。VictorかRCAレコードだったと思うけど、45rpmの17cm塩ビ盤。370円だと記憶してます。どこで買ったのかって? 皆さん想像もできないかもしれないけど、原宿のKiddy Landです。35年くらい前ですが、地下にレコード売り場があった。
それじゃ、最初に行ったコンサートは何? 自分はUriah Heep。ハードロックです。そこで、やっと登場するのがクラプトン。何しろ1944年生まれのはずですから、ちょうど30歳。1974年に薬物地獄からついに戻ってきたクラプトンは、初めて日本にやって来た。461オーシャンブールバードというレゲエを大胆に取り入れたアルバムを引っさげて。クリームに代表されるブリティッシュロックの中心人物、早弾きなのに手が動いているように見えないのでスローハンドと呼ばれるギターの神様。当時ですら、そのような評価が知れ渡っていました。武道館は熱気につつまれ、最初の曲をまだかまだかと待っている。カンバックでヒットしたボブ・マーレイのアイ・ショット・ザ・シェリフからか、はたまたデレドミの曲からくるか。おー、アコギを抱えての登場だ。横に従えているのはジーザス・クライスト・スーパースターでマグタラのマリアを演じたイボンヌ・エリマンだ。セカンド・ギターにはジョージ・テリー。カール・レドルはやっぱり禿げている・・・そして、オープニングは何とチャップリンの名曲スマイルではないか。これがいい。よすぎる。クリーム時代の名曲バッジは、この頃すでに定番。しかも一度終わったと思ったら、ブリッジからもう一度。盛り上がりまくりだぁ。そして最後は、もちろんレイラ。 いゃー、思い出されます。涙ちょちょぎれもんです。 翌1975年にも再び来日。今度はさらに声量のあるマーシー・リヴィがバックボーカルに参加。こんときもよかったですよ。実は高校生だった自分は、友人と宿泊先のホテルに潜入したんです。赤坂の東急ホテルでした。何でそこに泊まっていることがわかったんでしょうね。そこんとこが思い出せない。子供と見られたら、すぐロビーで追い出されちゃうので、ネクタイして行きました。たぶんその方が、よっぽど変だったろうけどね。なんとか咎められずに、ロビーを通過。とこか上のほうの宿泊階を探そうっていうんで、エレベータにまっしぐら。乗ったら、本当に偶然に途中からバンドメンバーが乗ってきたんです。あー、ジョージ。あー、イボンヌってな感じ。持参したクラプトンのレコードにサインを貰いました。習いたてのつたない英語を初めて使ったのもこの時です。" I, I, I want .... to meet .... MR.CLAPTON !!" ところが残念なことに、いないというのです。本当か? と聞くつもりで "Really?" といったつもりが通じなくて、なんかごにょごにょ言われたのが記憶に生々しく残っています。 こんなこと書いていると、きりがない。しかし、今でもがんばってますよね、クラプトン。年をうまくとることができた人の一人です。年齢なりに無理をせず、でも若々しいというのがいいですね。今日はBACK HOMEをじっくり聞こう。 |
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Eric Clapton | |||||
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