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新作「静」〜第4回 尾上紫リサイタル〜 |
作詞:松本隆
作曲:藤社貴生
振付:尾上紫 清元玉兎 長唄鷺娘
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【公演スケジュール】
1月20日(土) 国立小劇場
18:30開演 チケット7000円
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【スペシャルインタビュー】
Q1
新作「静」について教えて下さい。
A1
「静」は今回のリサイタルのために創られた作品です。
作詞家の松本隆さんとは、たまたまプライベートで出会い、いつかお仕事をご一緒したいと願っていましたが、なかなか形にならないままでした。
それが、この夏過ぎたあたりから、自分の感情が物凄く敏感というか過敏というか、何か持て余している期があって、だったらそれを創作に向けてみようかなと、
突発的に思い立ち、その勢いのまま、松本さんにご相談したところ、二つ返事で引き受けて頂き、今に至ります。
もう少し冷静な状況だったら、そんな思い切ったことは、まだ出来なかったかもしれないですね。
なかなか覚悟が決まらなかったのが、ある日突然!ていう感じでした。大きなことを決める時は、無謀なんだなと思いました。
ただいまプレッシャーをひしひし感じているところです。
Q2
「鷺娘」は、紫さんが何度も踊っている演目とのことですが、その理由を教えて下さい。
A2
「鷺娘」は私が一番好きな古典舞踊です。
好きな理由はいくつかありますが、始まりは、単なる一目惚れです。恋愛の一目惚れと一緒で、理由はよくわかりません。
華やかな踊りはたくさんあります。例えば『娘道成寺』。これは日本舞踊一番の大曲です。もし二番目に好きな踊りはと聞かれたら、間違いなく『娘道成寺』と答えます。
それから、これも有名な『藤娘』。でもこれは結構子供の頃にお稽古してしまったり、わりと初心者の稽古でもやったりしていたので、それほど魅力を感じずに大人になってしまいました。
ただ欲深い私は、それまで常識とされていた歌舞伎舞踊の『藤娘』ではなくて、自分流の『藤娘』をやりたいという野望が生まれて、それを前回リサイタルでやりました。
これは『鷺娘』に関しても同じ思いで、自分流でやりたいと思っています。で、鷺娘の話しに戻りますが、初めて憧れの『鷺娘』を踊った時、とても気持ち良かったのですが、
もっと欲が出てしまって、もっともっと素敵に哀しく踊りたいなぁと思うようになりました。そうですね、この哀しくっていうあたりが、自分の好みなんだと思います。
私は華やか一点張りというより、どこか陰な部分があるものの方に、踊りでも、何でも、引き付けられます。
それから、もう一つは、まわりから『鷺娘』は私に合っていると言われたこと。好きな踊りが、自分に合っていると言われたら、嬉しくてますます好きになりますよね。
さらに付け加えるなら、亡くなった母が、私の鷺娘をいいと思ってくれていたから。
Q3
「鷺娘」には、ふた通りの結末があるとききました。
ひとつは死んでいくもの、もうひとつは飛翔するもの。差し支えなければ、今回はどちらの結末なのでしょうか?教えて下さい。
A3
今回は、死にます!(笑)
尾上流の「鷺娘」は6代目尾上菊五郎さんの踊った振りがベースになっています。
アンナ・パブロアの瀕死の白鳥に影響を受けたものだと聞いています。私の好みも断然コチラです。
うちの振りが「死ぬ」方で良かった!(笑)
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【尾上紫からのコメント】
まずは、今回のリサイタルにいらしてくださったお客様に本当に感謝しています。ありがとうございました。
そして、応援してくださった皆様、ありがとうございました。
今回のリサイタルは、今まで以上に特別な思いで臨んだ公演でした。
一つには、新作の発表、そしてもう一つは、やはり『鷺娘』を踊ることで、今回のリサイタルに賭ける思いが物凄く強かったということだと思います。
本格的な振付は初めてだったのですが、実はこんなに楽しいことだったんだなと、終わってみて感じています。世界が広がりました。素直にまたやりたいと思うことができました。
『鷺娘』はもう無我夢中だったので、あまり覚えてないのですが、幕が下りても、いつまでも続いていた、あの拍手は一生忘れません。涙が出るほど嬉しかったです。
今回のリサイタルで、一つ皆さんから多く言われた事があります。それは、「客席に熱気があった」という声です。
私も舞台からそれを感じていました。私、人からよく、本番が一番良かったと言っていただけるのですが、それは私が本番に強いわけじゃなく、
本番にはお客様がいて、力をくれるんだと思います。だから、今回のリサイタルも、お客様と一緒に出来上がった公演だと思っていますし、そういうふうに思っていただけたら幸せです。
お客様一人一人も重要な出演者なのだということを改めて感じたリサイタルでした。
5月から始まる舞台『血の婚礼』、とにかくドキドキしています。私がどうしても出演したかった白井晃さんの舞台ですし、
オーディションだけでもあんなに楽しかったんですから、稽古が楽しみでしかたありません!役については、今までとてもやってみたかったけれど、
まわってこなかったタイプの役どころなので、とても嬉しく思っています。芝居の舞台は初めてではないはずなのに、なぜか初舞台に立つんだ!
という気持です。
精一杯、頑張りたいと思います。
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