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大河ドラマ「風林火山」 |
11月4日、11日 20:00〜20:45
(BS-2 22:00〜22:45 毎週土曜 NHK13:05〜13:50 再放送)
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【私のシネマトグラフ】
「オッケー!グー!」
六月の終りにご近所友達のケンゴに誘われて、アラーキーが下北沢を撮るという現場に参加しました。
参加といっても、ただ下北沢を撮っているアラーキーをストーカーしただけですが。
元々アラーキーファンの僕は、脇汗グチョグチョ、鼻息フンフン、よだれダラダラでした。
初めて生アラーキーを見た時ほくそ笑みました。僕は「すげえ」と思うとほくそ笑みます。うまい物を食べた時や、面白い映画を観た時、などです。
どえりゃあたまらんていかんわ!第一印象はやはり、サングラスの奥に光る目でした。恐い。
笑いながら「お父さんに似てるなあ」と言っていましたが、その目はすっかり僕を見ていました。
コーフンします。
しばらくついていくとアラーキーは僕とケンゴに「大阪屋」の奥の踏切から歩いて来いと言います。
いよいよきや・・・。最初からこれが狙いさ。カメラを構えたアラーキーの方へ歩いて行きます。シャッターを切る音が聞こえる。
すごく緊張するなあ。アラーキーは撮り終わると「オッケー!グー!」と言って次の場所を探しに行きました。
「オッケー!グー!」・・・ああなんかとてもイイ・・・
その後、別の二ヶ所で歩いたり、立っているところを撮りました。
後日、アラーキーの連載の「裸の顔」というのをやりました。
その時アラーキーは、僕の顔を色々な角度から見て「よしっ終身懲役でいこう」と言い、15分くらいすごい勢いと力強さで写真を撮りました。
アラーキーはその人間を縛ります。だけど、なぜか自由でした。そして何より、凶暴でした。
今年5月28日、シネマアートンでついに「仁義の墓場」を観ました。これでも僕はほくそ笑みました。
冒頭、石川力夫のインタビューから始まり、タイトルと共に曲が流れます。映画館で「おお!!」って言いました。ド肝を抜かれるとはこれだな。
これから何が起るかわからないが、これは確実にとんでもない映画であることを予感し、見事的中!ずっと体がのけ反っていました。怒涛の津波のような映画だ。
赤い風船が悲しい。号泣。
今まで観た深作映画の中でベスト1になりました。そして今年見た映画ベスト1にも。
最近作られた映画じゃないけど・・・。こういう有無を言わさぬ、体の映画がもっと観たい。
映画館の帰り、僕はすっかり、風船男・石川力夫。
オッケー!グー!
(シネマアートン冊子より転載)
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