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ボーイ・ミーツ・プサン |
監督:武正晴
出演:柄本佑 江口のりこ 川村亜紀 前田綾花 光石研
9月22日(土)より渋谷シネ・ラ・セットにてモーニング&レイトロードショー
【ストーリー】
韓国のプサンに観光用プロモーション撮影のためたった一人で派遣された新米ディレクターのクリハラ。
ガイドとも出会えず右も左もわからない土地で戸惑いさまよいながら、開催中の釜山国際映画祭に紛れ込む。
そんなとき日本人女性ヨーコと出会い、まるで即席の恋人同士の様に一緒に観光する。
そしてあっという間に過ぎた3日間、日本に帰る日が近づいたとき、ヨーコがただの観光旅行客でないことを知るのだった。
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【柄本佑の『好きな人』】
志村けんさん
前回は爆笑問題とダウンタウンについて書きました。
今回は志村けんについて書きたいと思います。
志村さんの笑いは万人に受ける笑いだ。それは、人を笑わせることに対して無理をしていないからだと思う。
今の若い芸人達は笑わせなきゃとお客にすがる。当然ながら志村さんにはそれが感じられないのだ。
その笑いに対するやわらかな大きさが万人に伝わるのではないだろうか。
あと、多種多様のキャラクターだ。変なおじさん、ひとみばあさん、ヨッぱらい、刑事・・・・などなど、と沢山のキャラクターを志村さんは演じる。
この一つ一つのキャラの研究量はとてつもないものだと思う。その研究量があるから「あぁいるいる」というリアルの中にフィクションを混ぜることが出来る。
そしてそのフィクションさえもリアルに変えてしまい、志村さんの一つのキャラクターになるのだ。
中でも僕が好きなのは、芸者だ。このコントは、まったくお呼びのかからない2人の芸者が延々おしゃべりをするだけのコントなのだ。
そして、その2人の芸者を、志村さんとうちの親父の柄本明が演じる。このコントはいわば志村さんと親父の対決なのだ。
このコントの緊張はものすごい。だからこそ面白い!!志村さんが攻めたり親父が攻めたりといろいろな場面が繰り広げられる。
この芸者コントは今まで見たことのないものに仕上がっている。
最後に志村さんがこれだけ面白い決定的な理由は覚悟だろうと思う。
笑いに対して生半可な覚悟で取り組んでいない。これで成功しなかったら死んでもいいという覚悟でやっているのだろう。
しかし、この覚悟というものは、何かをやる上で必ず必要になるものだ。僕はこの覚悟を学びたい。
(ミニシアターマガジン「プリクル」より転載)
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